父が結婚祝いをくれた。正確には父ではない(迷ったけど公開する駄文)

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姉よ、明日すればいいのに、帰宅後通帳片手にATMに駆け込むような妹でごめん。
昨日10万失ってる者の行動力は違う。


通帳記帳をする。もともと50万円以上振り込む予定であろうことは推測できていた(推測するな)。
姉と兄は現金書留でお祝いを送ってくれたけど、父のお祝いは送金すると言われたから。
(現金書留は50万円まで)

通帳を見て、いくら振り込まれたか一瞬でわかった。百万の値が変わっていたから。


口座名義は、父であるが、正確には父のお金ではない。これは2度ほどしかお会いしたことがない叔父のお金なのだ。


叔父は、大手企業で定年まで勤め上げた後、1億円の遺産を残して60歳すぎでアルコール中毒で亡くなった。生涯独身だった。いわゆる“孤独死”だったらしい。

ギャンブル、お金の貸し借り、保証人、全てしない人だったと聞いた。

叔父の遺産は、当時96歳だった祖母に相続された。
でも、息子に先立たれた祖母は、みるみる衰弱してしまい半年後に亡くなってしまった。

叔父の遺産は、父と叔母(父の妹)で分割相続することになったが、これに叔母は異議申し立て。
家庭裁判を起こされた。
(父のことは大嫌いだが、父は、祖母の介護はしっかりしていた。マザコンだったから。私は、よく祖母の家に遊びに行ってたけど、叔母に会ったのは葬式の日が初めてだった。それくらい叔母は祖母に顔を合わせていなかったし、祖母が火葬されているときに叔母の口から祖母のことが嫌いだったと聞かされた。実際には、姉が聞かされていた。何でも祖母は、姉が生まれるまでは、叔母の息子たちを可愛がってくれてたのに、姉が生まれたら姉にぞっこんになったから嫌いになったそうだ。ちなみに、姉と叔母の息子は10歳歳が離れている。10年ぶりに孫爆誕したらそりゃ可愛がるだろ。それに妹の目から見ても赤子時代の姉は赤ちゃんモデルのように可愛かった。母がその気になればムーニーマンの専属モデルになれてただろう。
遺産相続となると会ったことがない親類が出てくるとか聞くけど、本当なんだなっていう余談長過ぎた。)


その裁判の最中に、父は脳梗塞で倒れて左半身不随になった。

父は、ほとんど貯金がなかったから、これは叔父のお金なんだよなって話。

それにお祝いの額も、姉が結婚したときに相手方の両親がくださった額と同額ということにしたらしく、父が決めた額でもない。
(そう考えたら姉相手方の両親凄い)

多分、父が元気で、自分で通帳を管理してたら貰えていない。

母も貯金がないから、本当なら両親ともに結婚祝いを貰えなかった可能性もあるし、

父のICU含む6ヶ月間の入院費も治療費も、現在の施設の入居費用も、すべて叔父のお金。

だから叔父のお金がなかったら、一家の運命だいぶ変わっていたと思う。

父は、元気だったとき、叔父のお金で家をリフォームすると言っており、あと自分のルーツ探しに石川県を旅すると言っていた。もう少し倒れるのが遅かったら、お金全部なくなっていた可能性もあるし、

そうなったら私は、結婚できていない可能性も普通にあり
両親からの結婚祝いがないとか言ってる次元ではないと思う。


結局、なんだかまとまらなかったけど、
(いつもまとめてる気があったことに草)

叔母のことをおかしいと思うけど、嫌いだという父からお金を受け取って結局、嫌いだという祖母のお金を受け取った叔母と一緒だなと思うし、

叔父、兄妹を争わせるためにお金を貯めたんじゃないだろうにな…。
ギャンブル好きな私に渡すためにお金を貯めてたんじゃないだろうにな…。 
訳のわからん父の施設代を払うためにお金を貯めたんじゃないだろうにな…。